平屋を建てるときに確認したい太陽の方角

平屋を建てるときに確認したい太陽の方角
平屋住宅は生活空間がワンフロアに収まっているため、室内の移動がしやすいという利点があります。そして何より常に地面と同じ高さで暮らせるというのは、お年寄りや小さな子供を持つ家庭に安全をもたらすばかりでなく、災害などの際にも安心です。 ただ、住宅密集地にあってはこの地面に近い暮らしというのが時にはデメリットにもなります。それは、周囲を二階建て・三階建て住宅に囲まれると日当たりが悪くなりがちだということです。そのため、平屋住宅を建てる時は、その土地にどちらの方角から日が差してくるかを確認しておくことが大切です。 通常、日差しの恩恵を一番多く受け取ることができるのは建物の南側です。それゆえまず建設用地を見つける時は、南側が大きく空いている土地を探すのが良いとされています。しかし、仮に南側に隣家が迫っていたとしても、土地の広さに余裕があれば住宅を北側に寄せて建てることで、ある程度の日照は確保できます。一方、西日の眩しさが苦手というのであれば、西側に日差しを遮ってくれる隣家があった方が快適になります。
住みやすさで住宅を選ぶなら平屋がおすすめ
住みやすさで住宅を選ぶなら、平屋がベストです。 平屋は2階建てや3階建てとは違い、室内に階段がありません。 リビングや水回り、寝室など生活に必要な空間がワンフロアに集約されているので、自宅の中で縦に異動する必要が一切ありません。 階段の上り下りというのは、若いうちはあなんともなくても高齢になると辛くなります。 たとえば濡れた洗濯物を持って2階のベランダに移動したり、重い掃除機を持って階段を上るのも足腰が弱くなると辛いでしょう。 しかしワンフロアに生活空間がまとめられている平屋なら、こうした問題は起きないので高齢者には住みやすい住宅とされています。 また室内に階段がないというメリットは、小さな子どものいる家庭にもメリットです。 小さな子どもがいると階段から転落しないよう常に気を配り、心が休まるときがありません。 ガードなどで対策は可能ですが、それでも不安は尽きないので、安全で住みやすさも抜群な平屋はすべての世代におすすめです。